1月30日から2月5日までのメタレポートが発表されました。

先週一週間のデータは一体どうなっているのか見ていきたいと思います。

ドロシーウィッチが主流ではありますが、アグロヴァンプ、OTKエルフも多く、比率的には先々週とあまり変わりません。
この辺では、対策に対策を重ねてデッキを組んでいるプレイヤーがまだそれほど多くないためか、アグロヴァンプやアグロネクロといった単純かつ殺意の高いデッキの勝率が高くなっています。

Bランクと同じく、ドロシー、アグロヴァンプ、OTKエルフの順で使用されています。
同じくアグロヴァンプが勝率5割以上をキープし、アグロネクロが猛威を奮っているのもこのランクの特徴でしょうか。
ドロシーウィッチは防御手段に乏しく、場合によっては序盤全力で除去に回らなければなりません。
OTKエルフは輪をかけてデリケートな上に細部の構成は未だ定まっておらず、型落ちのデッキを使っている人も少なくありません。
アグロヴァンプやアグロネクロといった扱いやすいデッキは、強いデッキでもあるのです。少なくとも、この辺までは。

Aランクから一転して、あまり夢のない勝率が表示されるAAランクです。
ドロシー、OTKエルフと華々しく勝てている二職に、やられる側のアグロヴァンプが続きます。
アグロネクロも四番手につけていますが、52.4％という、弱くはなくともあえてこのランクで使うほどでもない勝率に収まっています。

未だにドロシーウィッチが最大勢力ですが、先週で更にOTKエルフが増えました。
勝率としても異様に高く、相性としてもドロシー以外にはほぼ有利が取れています。
そのドロシーに対してもじわじわと勝率を上げており、デッキの研鑽が続けられているのが伺えます。

ずっとトップに君臨してきたドロシー増加が完全に止まりました。
代わりに、OTKエルフがかなりの勢いで増えています。
アグロヴァンプの減少はかなり鈍化しました。そろそろ落ち着いてくる頃合いです。
ランプドラゴンが増加しています。全体の勝率は未だ五割に届きませんが、まだまだ上げてきています。
超越ウィッチの増加が止まりました。今のところは、20回に1回当たるか程度の数ですので、ランクによっては対策を放棄してしまうのも有りかもしれません。
アグロネクロは思った程流行りませんでした。上位ランクでエルフにやられてしまっていますので、これから始める必要も無さそうです。

先々週に続いてドロシーの増加が止まっています。
増えてきたランプドラゴンにまとめて粉砕されてしまいますし、これまで圧倒してきたOTKエルフにも轢かれる場面が出てきました。
何より、ミラーマッチばかりで有利を感じられないというのも大きいです。

構成としては、エルフが増えてきたことを受けて、エンジェルスナイプが戻ってきたり、氷像やタイムレスウィッチが入る傾向にあるようです。
虹の輝きは相手の動きを助けてしまうこともあるため、入らないことも多いようです。
導きも、事故の要因になる割に効果が薄く、大量投入は見かけません。
かつてはデモンストライクと死の舞踏を合計6枚積んでいる例が多かったのですが、コストを下げられないダメージスペルだらけで手詰まりになりやすく、こちらも枚数は減る傾向にあるようです。


超越ウィッチの増加も一応は止まりました。
ルーンの貫きが加わって、除去しつつ早いターンで決着がつかないかと期待されたのですが、今のところは7ターン目でどうにかなるということは多くありません。
環境の多くが盤面軽視か極端な重視型デッキのどちらかとなったため、自慢の除去力も発揮されることは少ないようです。

OTKエルフが増加を続けています。勝率もかなりのものです。
環境序盤は、ドロシー対策をしていると横からやってきて寝首をかく程度の存在だったのですが、今やその他のデッキをまとめて平らげ、ドロシーとも五分に近い戦いを繰り広げるまでになりました。

エンジェルスナイプや翅の輝き、いたずらは仮想敵によって入ったり入らなかったりします。少なくとも大量搭載するものではないようです。
森の意志も入れる人と入れない人がおり、どちらが有利やら未だ定まっていません。今後の環境次第でしょう。
プリンセスメイジとフィーナは進化枠を食い合っているという理屈で、どちらかを減らしたデッキも見かけるようになりました。

情報が錯綜していてどう組めばいいかわからないというのも確かなのですが、逆に言えば、構築が煮詰まっていない現段階ですら勝率は十分に高く、将来も明るいということになるのではないかと思います。

アグロヴァンプの減少が止まりかけています。勝率も下げ止まりが見えてきました。
前環境の惨状を思えば、今の立ち位置はかなりマシと言えましょう。
軽く使ってゲームに慣れる目的ならば、アグロヴァンプはまだまだ有用です。

横ばいを続けていた純セラフビショップですが、今回減少を始めました。
エルフがただ増えただけではなく、構築も練られてどんどん勝率が下がっています。
ドロシーに強いからという理由で使い続けるのも厳しいかもしれません。

陽光ビショップの勝率がかなり上がってきました。
サハルシ陽光が話題になっていますが、他の構成もかなり見かけます。
こちらはドロシーに強いだけではなくエルフともどうにか戦えていますので、構成が定まれば優秀なメタデッキとなる可能性を秘めています。

残念ながら、アグロネクロが主流となることはできませんでした。
それなりに多くのデッキに強く、対ドロシーの勝率も悪くはないのですが、競合相手のOTKエルフに勝てなくなってしまったのが大きいようです。
横に広げられると除去に回るしかありませんが、リーダーを攻撃しないと勝ちがどんどん遠のくのがアグロネクロです。
除去した後にフォロワーを残せても、エルフには森の意志がありますので、5ターン目を生き延びるのは絶望的といえます。
コントロールヴァンプにはクイーンヴァンパイアが、ビショップにはレオスピリットがいるため、遅いデッキに対してエルフほど柔軟に立ち回れないのもマイナスです。

コントロールロイヤルがしぶとく戦っています。
ドロシーに弱いというのがあまりに大きな泣き所だったのですが、ドロシーの増加は止まり、超越もそれほど増えることなく、一定の生存圏を維持できています。
餌となるアグロヴァンプの減少が止まりかけており、OTKエルフに人が集まっているのもプラスに働いています。

ランプドラゴンが増加しています。
勝率も全体で見れば上がっているのですが、勝てる構成で挑んでいるはずのマスターやAAでさえ5割に届かないのは判断に困るところです。
サハクィエルが勝っているのかどうかだけでもわかれば指標にはなるのですが…。

ドロシーの増加が止まりました。長期的にはまだ増える余裕がありますが、それよりはエルフに殺到するほうが先かと思います。
特にマスター帯で勝率が鈍る様子は見られませんので、OTKエルフはまだ増え続けるでしょう。

アグロヴァンプの減少は収まりつつあります。ランクマッチで勝ち負けを気にせず使う人も含めて一定数は維持されますので、今後は緩やかな減少を続けるのではないかと思います。

ランプドラゴンは一躍増加しましたが、勝てるか否かをまだ示せていません。画期的なデッキが広まれば別ですが、先週ほど劇的に増えることは無さそうです。

超越ウィッチは先週一切増減しませんでした。固定ファンで持っている部分もありますので、先週増えなかったなら今週もそれほど増えないのではないかと。

コントロールヴァンプ、セラフビショップに加えて、アグロネクロもそろそろ辛くなり始めます。減少に転じるかもしれません。

コントロールロイヤルは勝てているデッキなのですが、活躍が地味なことと作成にコストがかかることから、激増は望めません。このままOTKエルフに人が流れ込めばチャンスはあるのですが、それはもう少し先になりそうです。