新年あけましておめでとうございます。
今年も毎週メタレポートを書かせていただきますのでご参考程度にしていただけたら幸いです。
それでは新年一発目の新環境のメタレポートです。どうぞ

---

1月2日から1月8日までのメタレポートが発表されました。

先週一週間のデータは一体どうなっているのか見ていきたいと思います。

新パック実装後ということもあって、以前とは大きく変わった環境です。
あっという間にランクマッチを埋め尽くしたドロシーテンポウィッチ、環境初期は圧倒的に強いアグロヴァンパイア、先週半ばに解禁されたネフティスで一気に上り詰めたラストワードネクロ。
それに続いてミッドレンジロイヤルがなんとかやって行けているのがこのランクの特徴でしょうか。
ミッドロイヤルは今のところ多くのデッキに有利が取れていませんので、失墜するのも時間の問題かと思います。

アグロヴァンプがドロシーウィッチより多くなっていますが、Bランクとそれほど変りません。
全ルナちゃん待望のラストワードネクロなのですが、怨敵ビショップに対してそれほど強くなっていない上に、大勢を占めるアグロデッキに勝てなくなり、やはり勝率は伸び悩んでいます。

他ランクとあまり変わらないのですが、セラフビショップが頑張っています。
セラフ系デッキはドロシーの展開を打ち消せる強みもあり、現環境ではそれなりに有利なデッキとなっています。

ドロシーウィッチ、アグロヴァンプと来て、いきなり超越ウィッチが入っています。
マスターには趣味人が多いというのもありますが、環境上位の二種類以外は遅いデッキばかりになっているため、奇しくも『その他大勢』をまとめて刈り取る形で高い勝率を収めています。
上手い人ばかりが超越に残ったというのもあるでしょう。

アグロヴァンプ、ドロシーウィッチ、ラストワードネクロ。それにバハムート加入で勢いづくランプドラゴンが続きますが、アグロデッキと恐ろしいラストワード持ちばかり出てくるため、今ひとつ勝てていません。
セラフが残るのみで、前環境の名残はほとんどありません。エルフもロイヤルも、全体で見ればかなり減りました。

時代の寵児ドロシーウィッチが多数です。
序盤からフォロワーを出し、そのスペルブーストでコストの下がったフォロワーを更に展開します。
進化が可能になれば紅蓮の魔術やルーンの貫きをコスト1で使用して更にブースト。
ドロシーが出たらコスト0になったフォロワーを大量展開でき、ドロシーの効果でドロシーを引いていたらもう一度同じことができます。
往年のミッドロイヤルを思わせる動きですが、乙姫と異なり、全体バフ不要の強力なフォロワーがいきなり場を埋め尽くすことと、手札の残りを気にする必要が無いのが特徴でしょうか。
一方で、序盤にドロシーが引けないと、中盤の超展開ができません。ハイリスクハイリターンではありますが、リターンがかなり勝っているようです。

ほとんどがドロシーに移行してしまったようですが、超越ウィッチも、ルーンの貫きやスペブ系フォロワーの追加で更にリーサルが出しやすくなり、静かに盛り上がっているようです。

三日天下どころかかなりの長期に渡ってアグロヴァンプが覇権争いに参加し続けています。
有利不利がはっきり出る構成ですが、ドロシー以外は遅いデッキばかりなのであまり問題になりません。
牽制に便利なユリウスとヴァイトの加入により、速めのデッキに対してもそれほど遅れは取りません。
レジェンド不要の強デッキに仕上がっています。

コントロールデッキの研究もされているようですし、以前より勝率も格段に上がっているのですが、やはりヴァンプと言えばアグロの風潮があります。

ネフティスを得て、ラストワードネクロが主流となりました。
よろめく不死者や闇の従者など、絶対に破壊したくないラストワード持ちで序盤は牽制し、無視されても、ネクロアサシンで中盤に無理やり破壊してしまいます。
終盤は死の祝福やカムラで守り、最後にネフティスを出すと相手フォロワーは全滅、自リーダーは回復、場にはリッチやモルディカイが並ぶという、えらくまともなコントロールデッキです。
従来のコントロールネクロと同じくアグロデッキに弱く、まともであるがゆえに特殊勝利にも強くないという、なかなか補い難い弱点を持ちます。

勝率で言ってしまうと、これまでと同じくアグロネクロのほうが高かったりします。

純セラフビショップが優勢です。
神魔裁判所やエンシェントレオスピリットといった即効性が高く強力な除去手段を手に入れたため、下手にエイラで勝ち筋を増やそうとするよりも、適度に回復しつつ除去してセラフでの勝ちに絞ったほうが有利なようです。

あまりテコ入れのなかった純エイラや、アグロヴァンプに滅法弱い疾走ビショップは苦しいところです。

ある程度予想通りではありますが、前環境から一転してえらいことになっているミッドロイヤルです。
アグロヴァンプには変わらず勝てているものの、こちらと同じような動きをしつつ物量で勝るドロシーや、色々なコントロールデッキに叩きのめされています。
超越も冥府もいなくなってしまいましたので、以前のような、拮抗つつも美味しいところだけ持っていける環境になることは今のところ望めません。

特殊勝利が少なくなったため、コントロールロイヤルがそこそこ勝てています。
ただ、普通のコントロールなら他職の方が強いので、事実上はヴァンパイアを食べて凌いでいるような状況です。

アグロロイヤルが勝てているのですが、全体数が少なく、テンプレデッキもそれほど多くないようです。
ここで知り合いのロイヤル使いの方から頂いたので使用しているデッキを上げておきます。どちらかと言うと潜伏ロイヤルに分類されるかもしれません。



3ターン目までにフォロワーを広げるだけ広げ、4ターン目で闇を纏う暗殺者を置いて守ります。
早いターンにAoEを使ってくるのはランプドラゴンとセラフビショップですので、多数を占めるアグロヴァンプやドロシーウィッチが相手ならばそれなりに戦えます。
5ターン目以降はアルベールやアルビダの進化攻撃でとどめを刺します。
敵フォロワーを除去しつつ、同時に味方フォロワーを広げることが可能なドロシーウィッチですが、潜伏フォロワーをどうにかするすべを持ちません。除去を阻んでしまえば五分の戦いはできますので、他で勝ちを稼ぐことは可能です。
欠点は、とてつもなくエルフに弱いことです。
環境におけるエルフの数によってはニンジャエッグがゴブリンになったり、パレスフェンサーが入らなかったり、風神が入ったりするかもしれませんが、そのへんは微調整を。ヴァンプ対策にランサーも入るかもしれません。

あらゆる手段を駆使してバハムートを置きに来るランプドラゴンが人気です。ときには庭園すら出てきます。
例によってアグロデッキにも特殊勝利にも勝てないのが泣き所ですが、問答無用で出てくる最強カードに、通常のミッドレンジ以降のデッキは為す術がありません。

エイファの加入で、疾走やフェイスドラゴンの安定感のほうが高まっています。

使い手が丸ごとドロシーに移行したとしか思えないエルフです。

中では、OTKエルフが人気です。勝率も高いようです。
エルフプリンセスで0コストフェアリーを2枚、フィーナで0コストミニゴブリンメイジを1枚入手します。
更に、そのゴブリンメイジ自らリノセウスを引いてくるという手法でカードのプレイ数を増やしつつ確実に超ダメージを狙ってきます。
自然の導きだけでなく、以前は入るかどうか微妙なラインだった妖精のいたずらがほぼ確実に入っています。
出した0コストフォロワーを手札に戻して場をあけつつ、相手の守護フォロワーも無力化することができるので、面白いようにリノが決まります。
大型守護一体が場にいるだけでは、防衛効果は薄いと思ったほうが良いでしょう。

疾走フォロワーの出るスペルが追加されたアグロエルフも強力です。

ドロシーの増加が続くことはほぼ間違いありませんので、セラフビショップやOTKエルフはこの先狙い目ではないでしょうか。
もともとの勝率が高いアグロエルフやアグロネクロ、フェイスドラゴンも不安要素はそれほどありません。
ドロシーに不利なアグロヴァンパイアの増加は多少鈍ってくると思われます。ただ、減少に転じるのはもっと後でしょう。
まだまだ狩るべきコントロールデッキは多くあります。
アグロヴァンプに弱いデッキは、ドロシーを含めた他の主流デッキとの相性も悪い傾向にあります。
ヴァンプ増加が止まったとしても、有利になる要素はあまり多くありません。

---

みなさんの予想した環境になったでしょうか？
これらをもとにメタデッキを組んでランクマッチに潜ると勝率も上がるのかと思います。

今年もシャドウバース速報をどうぞ宜しくお願い致します。